アフターM&Aコラム案件レポート

卸売業×電気工事業 株式譲渡案件成約のご紹介【案件レポート/アフターM&A】

投稿日:2021年1月6日 最終更新日:

先日、電気工事業を営む譲渡企業様がクロージングを迎え、株式譲渡が成立しました。
本件に着手したのは2018年でしたので、成約(クロージング)まで約2年ほど掛かりました。

売主様はご自身の年齢もあり、まだまだお元気でしたが、従業員の将来を考えて電気工事業を営む対象会社をM&Aで売却したいとお考えでした。

2020年になってマッチングを本格化した中で、同業他社はコロナの影響による大幅な受注減の影響があり、なかなかいい候補先様が現れなかったことは私も想定していなかった事態です。

その中で私が以前から親しくさせて頂いている税理士の先生より、買主様をご紹介いただくご縁があり交渉がスタートしました。

買主様は卸売業を営んでおり、買主様が販売されている商品と電気工事業の親和性が高く、M&Aをご決断頂くことになりました。

今回も弊社は従業員発表から従業員面談(PMI)までお手伝いさせて頂きました。
従業員様もご納得の上でのM&Aとなり、売主様、買主様双方より喜びの声を頂戴いたしました。

譲渡後の売主様、買主様を交えた懇親会の席では、買主様の心温まるサプライズもあり、買主様の人の気持ちを大事にする考え方、行動にこれからの両社の未来は必ず明るいものになると感じることが出来ました。

M&Aの運命の糸をたぐり寄せるお手伝いが出来、非常にうれしく思います。
何事も最初の一歩が肝心です。

前回同様、弊社のスローガンであるM&Aの”成約”よりも”成功”を実感することができました。

なお、今回、弊社は売主様と買主様の仲介を務めさせて頂きました。

この記事の執筆者

新川 功雄(M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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