株式に関わる問題は非常に重要です。
M&Aの場合、譲受企業(買手)は100%の株式譲渡を前提としています。
名義株が残っている場合/所在不明の株主がいる場合/譲渡に反対される株主がいる場合は対処が必要です。
ぜひ、検討初期の段階からM&Aのアドバイザーに御相談されることをおすすめいたします。
たとえば名義株の場合は、
名義株主の承諾が得られる場合は名義変更手続きを行う
名義株主の承諾が得られない場合は強制的な手法で名義株を回収する
といったことが考えられます。
また、訴訟リスクがないかどうかも事前に把握して下さい。
労務に関わる労働災害や未払残業代、環境に関わる土壌汚染は、対応するために多額の費用が必要になるケースがあります。
未払残業代が多額になると想定される場合は、事前に就業規則を整備する
環境に関わる問題が心配な場合は、ボーリングの初期調査を実施する
いずれにしても問題を早期に把握した上で、専門家と対処についてご相談頂きたいと思います。