2021年のM&A件数は4,280件と、2年ぶりに過去最高を記録しました。
様々な業界で活発にM&Aが行われています。
弊社では、民事再生を選択された企業様のスポンサー型M&A等、様々なケースのM&Aをお手伝いさせて頂いていますが、今回は、「債務超過&赤字企業が好条件でM&Aを行えた」ケースをご紹介させて頂きたいと思います。
香川県×香川県のM&A事例
譲渡企業は債務超過&赤字で健康不安が・・・
譲渡企業は、先代が創業された企業様で、地元で業歴が長く歴史ある企業様でした。
後を引き継がれた現社長様には持病があり、健康不安がある中で企業を運営されていました。
そのような状況でしたので、譲渡企業は帳簿上も実態も債務超過かつ赤字で、金融機関の借入金も、支払い猶予を受けるリスケジュールを実行していました。
体調不安がある中では現況を変えることは難しく、まだ50代とお若い年齢でしたが、M&Aすることをご決断されました。
リスケジュール期限が3ヶ月後に迫る
金融機関より支払猶予を受けていたリスケジュールの期限が、弊社が契約してから3ヶ月後と非常に短く、近隣かつ同業のM&Aが最もスピードをもって現状を解決できる方法と考え、弊社も急ぎ譲受候補先を探索させて頂きました。
買収監査での暖かい言葉
買収監査の際に、譲受企業様より、現社長の体調を心配するお言葉や、譲渡後の生活を心配するお言葉があり、譲渡オーナー様が涙ぐみながら、譲渡後の運営についてご相談されました。
通常では考えられない好条件
債務超過&赤字の企業様でしたので、通常は金融債務のみ免除となるところが、譲受企業様の好意があり、譲渡対価有、月額報酬3倍超(※業績が向上した場合、さらに増額の提示有)という、譲渡オーナー様にとって非常にメリットのある好条件でM&Aが成立しました。
取引が成立したポイント