①トップ面談
譲渡側、譲受側双方が初めて面談する場になります。
自社の企業文化、ルール、M&A後の方向性をお話し頂き、M&Aを本当に前に進めるか、ご決定頂きたいと思います。
私はこの段階で一番重要な点は、直感的に「M&A後もお付き合いしたいかどうか」だと考えています。
違和感を感じられるようでしたら、ここで検討はストップして下さい。
②基本合意
大枠での譲渡条件決定となります。
この段階では、M&A後の「経営理念/ビジョン」の具体的検討を開始して下さい。
「何事も事前に準備することが重要」です。
③デューデリジェンス(買収監査)
財務DD、法務DDを終えると譲渡企業の様々な課題が明らかになります。
このタイミングで重要なことは、「課題の重要性の整理・判断」とともに「各課題について誰がいつまでに何をどのように解決するのか」といった、M&A後のタスクスケジュールを具体的に策定することです。
また、経営計画/営業戦略/組織戦略/財務戦略策定に取り組んで下さい。
計画がなければM&Aの成功が絵に描いた餅になりかねません。
④資金決済(クロージング)
アフターM&Aが具体的に始まります。
以前のコラムにも書かせて頂きましたが、最初の3ヶ月(90日)がM&Aの成功を決定づける重要な期間です。
人の掌握に始まり、タスクスケジュール通りに行動管理/数値管理を行って下さい。
人は行動の結果が分からなければ、行動を改めません。